快適なベッドを考える。
今回は、インテリアコーディネーターの資格勉強メモみたいな記事です。
インテリアについてちょいちょい書いていくつもりですので、どうぞよろしくお願いします。
さて今回は、ベッドについて。
まず硬さについて。
どんな硬さが良いかと言うと、柔らかすぎず、硬すぎずと言うなんとも曖昧な表現になってしまう。柔らかすぎるベッドだと臀部が大きく沈み込み腰が浮いて不自然な格好になり疲れてしまう。かといって、硬すぎるベッドでは、臀部と肩甲骨あたりに体重かかかり背中が痛くなってしまう。だから、どんな硬さが良いのかと言う話になれば、
柔らかすぎず、硬すぎない
と言うしか、表現方法しかなくなるのだ。
そこで、もっと突き詰めて話を進めていく。人口工学では、人が上向きに寝た時に後頭部・肩甲骨・臀部を結んだ線と腰の空きが2−3cmになることが望ましいとされている。簡単に言うと、腰が2−3cm浮くことが良いらしい。
そこでインテリア業界で提案されているのが3層構造のマットレスベッドである。
上層が柔らかく、中層は姿勢を保つために硬く、下層が衝撃を受け止めることができるような素材で作られているベッドである。3層構造で、一番下がスプリングが入ってますよ!っていうベッドだ。
このベッドに枕を合わせる。
枕は、ベッド面から後頭部までの高さが6ー8cm程度が好ましいとされている。こちらも、ベッドと同様に柔らかすぎず、硬すぎずと言う話になってしまう。なんでも、ちょうど良いものが快適になるのだろう。昨今は、低反発の枕などで様々な枕があるので、あとは好みで選んでもいいだろう。
最後にベッドの寸法について。
ベッド寸法の基準となるのは、マットレス。実際に人が横になる面積を基準としてとらえておけば大丈夫。
まずは横幅から。人がベッド上で寝返りを打つために必要なベッドの最小幅は70cmとされている。実験結果に基づく寸法ということだ、信頼性は高い。快適に寝るために、あきとゆとりを考慮すると、肩幅の2倍から2、5倍程度が目安となる。
例えば、身長165cmの成人だと、人口工学視点から身長の25%が肩幅となっているので、
165cm✖️0、25=41、25
切りよく41だとして
41✖️2、5=102、5cm
約100cm=1メートルということになる。
個人の身体的特徴などを考慮しない寸法であるためウェイトトレーニングやスポーツを長年続けている人には当てはまらない寸法かもしれない。
自分のベッドを選ぶ時には、実際に肩幅を計測して2、5倍してみるのがいいだろう。
上記の計算方法では、身長を基準としている。身長が高くなればなるほど必要な幅が増えていくことになる。そのため考え方を覚える必要がある。
次に縦幅を考えていく。寝返りは基本的には左右であり、上下はそこまで激しくない。もちろん、個人差はあるが。
そこで縦幅は簡単で身長+40cmである。身長165cmの成人であれば約2メートルということになる。
上記をまとめるとベッドサイズは
横幅1メートル・縦幅2メートル
既存のベッドはこのサイズを基準に作られている。標準偏差の観点から考慮して、日本人の95%くらいはカバーできる寸法となる。
標準偏差という考え方もインテリアコーディネーターには必須となっているので、知らない方は覚えておいたほうがいいでしょう。
無理やりまとめると
マットレスは柔らかすぎる硬すぎない素材で3層になっており、サイズが1メートル✖️2メートル。枕は頭をおいた時に6ー8cmの高さになるもの。
これらを組み合わせれば快適な安眠環境が揃うことになります。人生の3分の1は睡眠時間であることを考えると、しっかりと整えることが大切です。
メモ程度に殴り書きしましたので、乱文ですが、ご勘弁を。